ロンドンをベースにしたダンカン・ジェームズ、アントニー・コスタ、リー・ライアン、そしてサイモン・ウェブの4人から成るblueは、2001年5月にデビュー。当初からUKチャート上位に名を連ね、最新シングルであるエルトンジョンとのデュエットナンバーも初登場で全英1位を獲得。イギリスではNo.1ボーイズグループとしての地位を確固たるものにしている。「僕らは男性が集まっているという意味では、ボーイズグループだけど、アイドル系ではないと思う。僕らはあくまで本物を目指してる。自分達のことは自分達で判断する。他のボーイズグループと違うところは、自分達のやりたいことをやっていること。」と彼ら自身が語るように、4人の個性的かつパワフルな歌声が生み出すハーモニーは、早くも彼らの魅力として完成された。この“if you come back”は、ソウルフルなヴォーカルとハーモニーで、聴くものの心をぐっと掴んで離さないバラードナンバー。今年中旬には再来日も決定し、2003年はいよいよ日本もblue一色に輝くはず!!
兵庫県出身で現在はロンドンに住むシンガーソングライター、高宮マキ。Jeff Beckのサポートをはじめイギリスで30年近く活動を続けている名ベーシストのクマ原田が彼女の才能を見い出し、彼の全面的なプロデュースのもと、2002年11月ミニアルバム「鱗」のリリースでメジャーデビューが実現した。趣味はガラス工芸や骨董品鑑賞、好きな音楽はジャズ、R&Bから演歌までと幅広い彼女。艶とか憂いを十分に含んだ彼女の歌声が、そんな様々な興味を、洋・邦、新・旧といった既存の価値観さえなくひとまとめにして呑み込んでいる。それ故、一曲一曲が違った顔を見せる彼女の唄は、日本を強烈に感じさせる歌詞と常に哀しみをたたえるメロディー、そして音数を最小限に控えた絶妙のアレンジと相まって彼女だけの世界を紡ぎだした。世代を越えて支持されるという希有な存在になりそうだ。
ザ・スマッシング・パンプキンズの元フロント・マン、ビリー・コーガンが新たに結成したバンドZWAN。ビリー・コーガン(G、Vo)、ジミー・チェンバリン(Dr)、マット・スウィーニー(G、Vo)を軸に、デイヴィット・パホ(G)、パズ・レンチャンティン(B、Vo)を加えた5人からなる。 当時オルタナティブ・ロックの頂点に立っていたスマパンの解散直後、ビリーは、ザ・スマッシング・パンプキンズという存在に捕らわれない別のタイプの音楽を作りたいという思いを抱きながら、バンドメイトのジミーに声をかけ、マット・スウィーニーと10年以上も前に交わしていた「全く新しいバンドを結成しよう」という約束を果たすため、彼を呼び寄せ、結成に向けて動き始めた。 この曲はモダン・ロックチャートで、チャートイン5週目にして8位にランクインするなど全米では既に大ヒット中。彼らのデビューアルバムである「メアリー・スター・オブ・ザ・シー」を象徴するロマンティックでポップな切れ味鋭いロックを創り上げている。もっとあなたのラジオのボリュームを上げて聴いてみて!!
4歳から10歳まではシカゴで育った光永亮太。それはおりしもボビー・ブラウンが世に出た頃。音楽好きの一家に囲まれて育った彼は、幼くしてブラックミュージックの魅力の虜になっていた。その一方で、中学生まではサッカー、陸上を得意とするスポーツ少年でもあった彼。サッカーではJリーグのジェフ市原のジュニアユースに選抜され、陸上では三種競技A(100m走、走り高跳び、砲丸投げの成績で競う競技)で全日本優勝など輝かしい記録も残している。勝負という厳しい場所に身を置きながらも、自作のデモテープをつくり、オーディションを受け、スポーツから音楽という全く異質ともいえる世界へ次第に心酔していった。そんな中でStevie Wonderの「Lately」とSealの「Kiss From A Rose」を歌ったデモテープが音楽関係者の目にとまり、2002年4月にインディーズデビュー。メジャーデビュー曲となるこの曲はインディーズ時代の濃厚なラヴ・バラードから一転して軽快なアップテンポ。余裕さえうかがわせる安心感を漂わせた彼の声に自然と引きつけられる。
モスクワ出身のティーンエイジャーガールズデュオ。エネルギッシュでブルネット(黒髪)のジュリア・ヴォルコヴァとソウルフルな赤毛のレナ・カティーナというルックスも内面も対照的な二人がユニットとして活動を始めたのは2年前。結成の数年前から知り合いだったという彼女たちは、それぞれが別のミュージックグループに所属していた。お互いの関係を「大好き」という言葉で表現する彼女たちのスタイルには、「みんな私達のことを好きになるか、嫌いになるかのどちらか。私達について意見がないってことはないの。」とレナが語る通り、話題騒然!
ロシアでは既に100万枚のセールスを記録し、普通に通りを歩けないほどの存在。その波はイタリアを中心にヨーロッパに広がりイギリスでも旋風を巻き起こしチャートを独走した。
このt.A.T.u.の英語バージョンのプロデュースを手掛けていたのは、イエス、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなどのプロデュースで80年代以降独自のサウンドメイクを続けるトレヴァー・ホーン。
YoYoとGooFの二人から成る男性ヒップホップユニット。小学校以来の幼なじみという彼らは、15歳の時、彼らにとってはこれまでに聞いたこともない新しい音楽としてのラップに出会い衝撃を受け、グループを結成した。その後いくつかのバンドユニットを経て、現在のSOFFetに至る。その間も精力的にオリジナルソングを制作し、全国規模のオーディションで最終審査に残るなど才能が徐々に知られるところとなり、今回満を持してメジャーデビューを果たす。
曲は10代の淡い恋愛を歌った「ピュア」という言葉がぴったりとくるリリックと、ジャズ・テイストなアレンジが新鮮に響くこのナンバー。サビのハーモニーはどこまでも柔らかく、温かく、聴いている人が思わずほほえんでしまう春の日だまりのような曲。
カルロス・ジーンは、クラブミュージックから映画音楽まで手掛ける今スペインでもっとも注目を集めるプロデューサーで、DJ、作曲家、ミキサーとしての顔も持つというキレ者。多くのアーティスト達の楽曲制作、リミックスを手掛ける中で、2000年にリリースした最初のソロアルバム「Planet Jean」は、ブレイクビーツ、ドラムンベース、ハウスをミックスしたスタイルが話題を呼び、シングルヒットを記録し、2002年10月にはスペインの有力なエンターテイメントアウォード“PREMIOS ONDAS 2002”でベスト・DJ&エレクトロニック・プロデューサーを受賞、スペイン・ミュージックシーンの重要人物であることを印象づけた。そして、今回メジャーデビューを飾るこの「MR.DABADA」は、Hi,how are you doing?(やぁ、元気か〜い?)ではじまり、小気味よいリズムで聴く者を思わずうきうきさせるナンバー。スペイン最大の音楽賞「PREMIOS DE LA MUSICA」で今年の“ベスト・エレクトロニック・ソング”、“ベスト・サウンド・エンジニア”の2部門にノミネートされている。
メンバーはMCのDiggy−MOとBro.Hi、メロディー制作、アレンジプログラミングを担当するShinnosukeの実力派3人組。
Diggy−MO'はクラシックを通じて音楽の基礎を学び、成長してゆく中でブラックミュージックに関心を持つようになる。大学は美術大学に進み、グラフィックを専攻しながらも音楽活動を続けてきた。Bro.Hiはブラックミュージック好きの親を持ち、その影響からか幼い頃からR&Bに興味を持っていた。高校時代にTHE ROOTSに出会いヒップホップの世界に目覚め、その頃出掛けた彼らのライヴ会場でHuman Beat Box(口で楽器のような音を出す技法)を知り、自身でもそのスキルを習得しSOUL'd OUTの武器ともいえるパフォーマンスで観客を酔わせる。Sinnosukeは、学生時代デザインや油絵といった美術を勉強する一方で、友達同士でバンドを組むなど音楽にも親しんでいた。当時尊敬していたJAM&LEWISのサウンドにのめり込み打ち込み系の音楽を自ら制作し始める。
それぞれが様々なアーティストへ楽曲提供、アレンジを手掛けるという次世代ヒップホップシーンの超実力派アップカマー。2枚目のシングルとなるこの曲は、彼らのライヴではお馴染みの名曲。
ナッシュビルで結成された4人組。リーダーでヴォーカルのロブ・ワースナーはNYのクイーンズ出身。地元で活動を続けていたが、心機一転してテネシーに移り、曲作りを始める。そこでドラムのコリー・ニップとルイスエスパイラと出会い、ロブの古くからの知人であるギターのティム・フラーティが加わり、ホット・アクション・コップが結成された。「Hot Action Cop」というバンド名の由来通り、どこまで本気か分からない独特の乗りが、パンクでファンキーでポップなグループを作り上げている。シュガー・レイ、マッチボックス・トゥエンティー、シンプル・プランらを輩出した名門ロック・レーベル、LAVA/ATLANTICが強力にプッシュしている、まさにお墨付きの一曲。聴かないと、逮捕しちゃうゾ!?
全曲のソングライティングを手掛ける藤巻亮太(Vo・G)、サポートミュージシャンとしても活躍してきた前田啓介(B)、そして細見なからだからは想像できない力強いリズムを刻む神宮司治(Dr)の3人から成るレミオロメン。山梨の小さな町で生まれ育った同い年の彼らは、それぞれが近くの神社に楽器を持ち込むところから音楽の世界へ足を踏み入れる。辺り一面を大自然に囲まれた環境で過ごした彼らが生み出す楽曲は、四季折々の風景や季節の息吹に満ちあふれている。2000年12月に3人でバンドをスタートさせて以来インディーズシーンで話題を巻き起こしてきた彼ら。遂にリリースされる1stシングルも日本語を大切にしありのままを表現し続けてきた普段着のロックがあるあなたの心もきっととらえるはず!!
2002年の春に彗星のごとく現れたスウェーデン発のニューカマー、MANDO DIAO。「セックスピストルズとジャムするビートルズだ」と評されるブルースと激しいソウルをミックスした21世紀型サウンドは、自国スウェーデンで瞬く間に注目の的となり、スウェーデンのグラミー賞といわれる“P3 GOLD”ではアルバム・オブ・ザ・イヤー、ニューカマー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされている。60年代のピュア・ロックの再来と言われる彼ら、「まったく初めてでレコーディングのノウハウなんか無かった。だからじゃないかな?でも、重要なのはいい音楽かどうかだよね。」と絶対の自身をのぞかせる。
「マンドゥ・ディアオ」というバンド名についても「どこかの国の言葉ではちゃんとした意味があるとは思うけど、どうでもいいことさ」とさらりと答え、すべてをそぎ落として残るロックの持つ原初的なパワーと普遍的なメロディのみがすべてという彼らのスタイルはあなたの音楽魂にもきっと響くはず。
両親とも日本人ながら、幼少からアメリカンスクールに通うといった環境で育ったパーフェクトなまでのバイリンガル。1988年生まれ、現在9年生の15歳。
自らもプロのボーカリストで、ダニー・ハザウェイをこよなく愛する父親の影響で、“ソウルミュージック”に目覚めたEMYLI。なんとジェームス・ブラウンとマイケル・ジャクソンに抱きかかえられた経験の持ち主。子供心にも残ったその時の感動は、この曲にもしっかりと込めているソウ。クリスティーナ・アギレラやアリシア・キーズがお気に入りという今時の女の子でもあるの夢は、グラミー賞を獲ること。並外れた表現力を持つボーカルと、7歳から本格的に習い始めたというヒップホップのダンスパフォーマンスは、すでに世界基準だ。
ヴォーカル&ギターのアダム・レーヴィン、ギターのジェイムス・ヴァレンタイン、キーボードのジェシー・カーマイケル、ベースのミッキー・マデン、ドラムのライアン・デューシックというLA出身の5人組バンド。ジュニア・ハイスクール時代からの友達だった彼らは、1995年にライヴ活動を始めた。97年、まだ10代でカーラズ・フラワーズとしてアルバムをリリース、センシティブなパワーポップで日本でもかなり話題に。その後、当時のレーベルを離れ、ウィーザーやナダ・サーフといったオルタナティブ・ロック・バンドの影響を受けながらも、R&Bやフォークも取り込んでバンドの基礎を築き、今のサウンドを完成させてゆく。NYで制作活動を続けていた当時のことを、フロントマンのアダムは「LAでは絶対に起こり得ないヒップホップ・カルチャーや都市の空気にさらされた。それは完全に新しいジャンルへ俺を奮い立たせ、ソングライティングに重大なインパクトを与えてくれたよ」と振り返る。マルーン5として新たに生まれ変わった彼らは活動の拠点をLAに戻し、ミシェル・ブランチやシュガー・レイらのサポートアクトを務めながらこの度遂に再デビュー。現在はツアーの真っ最中。今月はカウンティング・クロウズ、ジョン・メイヤーと共に全米を回っている。今まさに注目度急上昇のバンドだ。
幼い頃からクラシックを好み、小学生の時からピアノを習い始めたという大橋卓弥、サッカーや柔道、スキーといったスポーツ好きの少年から高校の文化祭でバンドを組んでから一転して音楽に目覚めたというアフロヘアー、常田真太郎の二人のソングライターからなるユニット。高校を卒業後上京し楽曲制作を続けていた大橋が、同じく地元から上京していた常田に曲のアレンジを依頼したことがきっかけとなり1999年にスキマスイッチが結成された。その後新宿・渋谷を拠点としてライブ活動・曲作りを続けてゆく中、2002年8月に行われたAUGUSTA CAMP2002千葉マリンスタジアムのサブステージに登場し、そのパフォーマンスが話題となる。以来、口コミでライヴの動員を着実に増やし続けている。ビジュアル的に対照的なキャラクターの二人がそれぞれの感性を作曲・アレンジの部分でベストミックス。洋・邦の隔てなくトラディショナルなエッセンスを取り込んだメロディライン、心の奥に隠しておきたい感情を正面から突きつけてくるような詞を大橋が暖かく包み込むような独特の歌声で歌い上げる。
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州クランブルックという小さな町出身のターシャ=レイ、レイシー=リーのエヴィン姉妹と、クラスメイトのルイーズが、LILLIXを結成。
エヴィン姉妹は音楽好きの父親の影響で、ようやくギターを自分で支えられるようになった5、6歳頃から演奏を始め、耳からは70年代のロックレコードナンバーを吸収、幼い頃から曲を書いて遊んでいた。ターシャが11歳になる97年、クラスメイトだったルイーズを誘ってバンドを結成した。地元のクラブで活動を続ける中デモテープを作成し、マドンナが主催するレーベル“マヴェリック・レコーズ”の手元に渡るや、すぐにLAに呼び寄せられる。昨年行ったバンクーバーでのオーディションでドラムスのキムが新しくメンバーに加わり、現在のティーンズ・ガールズ・バンドLILLIXとなる。
キーボードの大嶽香子(おおたけ かおるこ)とヴォーカルの白木裕子(しろき ゆうこ)からなるナチュラル ハイ。東京の音楽大学で出会った彼女達は、互いの魅力を吸収しながら音楽の幅を広げデュオを結成。それぞれが個々の活動を続ける中でユニットとしてもライブを重ね、インディーズ盤で3枚の作品をリリース。中でも前作「明日はめぐる」はインディーズでありながらFM各局からパワープレイを獲得するなど、この度のメジャーデビューの前から話題を呼んでいた。
この曲もまたインディーズ時代からの代表曲で、白木のスウィングするボーカルと、大嶽の流れるようなピアノがシンボリックに聴く人を惹きつける。アースウィンド&ファイア、カーペンターズ、サザンオールスターズ、セルジオメンデス、ドリームズカムトゥルーらがお気に入りアーティストという彼女たちが作り出す音楽は、どこにも傾かない、絶妙のバランスで新しい魅力満載。
カナダのアルバータ州ハンナという小さな町で育ったチャドとマイクのクルーガー兄弟と、近くのブルックスという町で育ったライアン・ピーク。幼なじみの3人が音楽で身を立てる事を心に決め、1996年ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバーに拠点を移し、ニッケルバックの歴史が始まった。前作「シルバー・サイド・アップ」からの“ハウ・ユー・リマインド・ミー”が2002年全米のラジオで約42万回オンエアされるなど今やモンスター・バンドとなった彼ら。いよいよ待望のニューアルバム「ザ・ロング・ロード」を完成させた。
リードトラックとして既にリリースされているこの曲は、別れを迎えてしまう二人の男女の姿を描いたリレーションシップ・ソング。ギターのストロークにのってチャドが哀愁に満ちた声で歌い上げ、早くも今年を代表する名曲の声があがっている。ちなみに彼らのバンド名は、昔マイクが地元のコーヒーショップでアルバイトをしていた時、いつも「Here‘s your Nickelback(5セントのおつりです)」と言っていたことから付けられたそう。
幼い頃からピアノが傍らにあり、ごく自然に感情表現を音に託すようになる。そんな中で10歳と14歳の時にアメリカで参加したSummer Music Schoolで、音楽で世界中の人々と通じ合えると実感。その後音楽学校に進学しクラシックを学びながら、大学在学中にデビューを飾る。1999年には香港で、日本のレコード大賞に匹敵する国際流行音楽大賞の3位を受賞、ワンマンライブを敢行するなど香港で活動を続けた。2001年のシングル「Say Hi!!」は日本を除くアジアで化粧品のCMソングとして使用される一方で、香港・台湾で大規模なコンサートやイベントに積極的に参加して話題に。昨年遂に、香港、台湾、そして日本でもアルバム「trip trip」がリリースされ、その中の曲は様々なCMソングとして世界で流れることとなる。5月に行われた渋谷でのワンマンライブも大盛況となるなど、香港、台湾を中心にアジアでの人気を確立しているKOKIAがいよいよ日本に逆上陸。心をつかむ抜群のソング・ライティング・センスはもちろんのこと、一度聴いたら忘れられない彼女のクリア・ボイスのとりこになること間違いなし!!
カリフォルニア州、サン・バーナーディノ出身のノディーシャ。小さな頃から歌手を夢見ていた彼女は、6歳の時にパフォーマンスを始め、実力派R&Bグループのイマチュアのバックダンサーとして採用される。「10歳の時にジャネットのビデオを見て、ダンスと歌が私の本当にやりたいことだってインスパイアされたの。それからはずっとどんなオーディションでもジャネットの曲を歌ってきたわ」と彼女自身が語るように、ジャネット・ジャクソンのパフォーマンスとの出会いが、彼女をアーティストとしての更に高いステップへと導いていった。そして、ついにジミー・ジャム&テリー・ルイスのレーベルのオーディションで、彼ら本人を目の前にして歌うという劇的なチャンスと巡り合うこととなる。テリーは「彼女の声に驚かされた。これまでオーディションをしてきた中でも見たこともないようなエネルギーとスタイルに圧倒されたんだ。」と振り返る。ジャーメイン・デュプリが手掛けたこのトラックに続き、いよいよ今月22日にはデビューアルバムもリリース。現在18歳の「大型実力派新人」この秋要チェック!!
現在二十歳の笹川美和。新潟県生まれで現在も新潟在住の彼女は、幼い頃からピアノ教室に通い、小学校を卒業する頃からオリジナル曲を創り始めた。その後、進学した高校がプロテスタント系の学校だったことから、賛美歌やゴスペルが生活の中に流れる環境で過ごし、歌の持つ力や深さに心酔、強く影響をうける。
2000年に、あるコンテストでグランプリを受賞したことをきっかけに、インディーズとして本格的に音楽活動をスタート。その頃学生だったため、限られた時間の中で行ってきたライブやプロモーションであったにもかかわらず、その安定感のある歌声と存在感で、音楽業界関係者の間で幅広く支持を受けて話題となる。2003年3月に地元の短期大学を卒業し、9月にはいよいよメジャーデビューを果たした。メジャーとして2作目となるこの曲は、ゆったりと流れるようなメロディーラインが深まる秋のシーンにぴったり。
英国バーミンガムにほど近い町、ウォルソルで生まれたマイケル・クラーク。程なくオランダ アムステルダムに移住した彼は、多感な子供時代をそこで過ごし様々な人生模様を目の当たりにする。U2の「アクトン・ベイビー」に触発されて曲を書き始め、バーミンガムに戻った14歳の頃には曲作りに没頭していた。22歳になる現在まで、パーマネントなバンドを組むことなく、ひとりユニット「クラークスヴィル」として活動。ボブ・ディランをこよなく愛し、今でも好きだというU2や、ビーチボーイズ、エルヴィス・コステロといったアーティストに刺激を受けたというマイケル。彼が現在所属しているレーベル"Wildstar"はクレイグ・デイヴィッドを世界的な大ブレイクに導いた事でも知られているが、そのオフィスにギター一本で売り込みに行き、即決で契約を交わしたというほどプロデューサー達を魅了したクオリティで、遂に日本に上陸。正当派ポップロックの軽やかなリズムは秋のドライブに連れていって欲しい一曲。
98年10月に北九州で結成された彼ら。メンバーはヴォーカルのSHOGO、ギターのKAZYA、ベースのISAKICK、ドラムのYOSHIAKIの4人。地元を中心にライブ活動を重ね、数々の大物バンドのツアーサポートや独自のイベントを行って話題を集め、インディーズチャート上位にランクインする。2002年1月にリリースしたメジャーデビューシングル「ハッピーライフ」、続くセカンドシングルの「空に唄えば」とも2作連続でチャート初登場にして1位となり、今や10代の代弁者として多くの人の心にメッセージを届け続けている。
センチメンタルな歌詞を爽やかなスローバラードにのせたこのナンバーは、彼ら初のメジャーアルバム「Songs」からのリカットシングル。ツアーでも大好評だったこの曲に、新たにストリングスをフィーチャーし、全ての世代に聴いてほしい、より素敵な歌に生まれ変わった。
ケンタッキー州フォート・ミッチェル生まれたレスリー・ミルズ。3歳の頃ピアノやダンスパフォーマンスを始めた彼女は、演奏や演技を勉強しながらハイスクール時代を過ごし、卒業後カリフォルニアへ移り住む。そこではアルバイトで生計を立てながら、演劇の勉強を続けていたが、ある時アメリカ全土を旅する衝動に駆られ、バックパッカーの旅を始めた。途中訪れたイエローストーンで同世代の才能あるミュージシャンと出会い、ロックバンドを結成。彼らはニールヤングも出演したツアーに登場するなど好評を博したが、運悪く活動は停止。その後、レスリーは、ソロとしてのキャリアを追求すべく、曲を書いてはメジャーレーベルや映画配給会社に作品を送り続けた。ナッシュビルに移り住み、多くのソングライター達とのコラボレーションを通じて曲作りに磨きをかけた彼女は、なんとあのポール・マッカートニーが所有する音楽出版社初の新人ソングライターとして契約を結ぶことになり、一気に注目を浴びた。
そんな彼女が、いよいよアーティストとしてデビュー!!ジョン・シャンクスやケヴィン・ケディッシュをプロデューサーに迎えたハイブリッドなパワーポップはもちろん要チェック!
Los Angeles生まれのAngelina。アメリカンスパニッシュの父と日本人の母の間に生まれ、その年に沖縄に移り住み、2000年にアリゾナ州立大学に入学するまでそこで育った。情熱的な父と古風で情緒ある母という一種対照的な面に触れていたAngelina。楽観的な父の生き方に共感を覚える一方で、時には日本的な別の感情が彼女を包んで自分を嫌悪したこともあったという。沖縄ではアメリカンスクールに通い、その頃から音楽の持つ「伝える力」に惹かれて自ら作詞、作曲を始める。ボブ・ディランやキャロル・キングを聴きながら心に思い浮かんだ詩やリズムを紡ぎ出し、文字通り「音」を「楽しむ」ことに自分の居場所を見つけた彼女。弦を弾くような彼女の繊細な歌声は、時に心地よく、時に切なく響く。この曲の切ない歌詞もそんな彼女の声にシンクロし、これがデビューとは思えない完成されたヴォーカル・スタイルを築きあげている。