アメリカ有数の音楽都市シカゴで育ち、現在もシカゴ在住のダニエル・ハント。3歳で音楽に興味を持った彼は、7歳のとき兄弟3人で“The Hunt Brothers Trio”を結成。教会やパーティーで演奏しながら、シカゴのコンテストで優勝、ウィルソン ・ピケット、BBキングたちのオープニングも務めた。その後は、数々のコーラスグループに在籍しながら、教会で巨大ゴスペル ・クワイアーを統率。また、シカゴを中心に有名オーケストラのヴォーカリストとしても活躍している実力派ヴォーカリストだ。そんな彼が、満を持してのデビューを果たす。これは必聴モノだ。
“カブトムシをこよなく愛する生粋の歌うたい”若林利和(Vo.G)と“梅酒とブルースをこよなく愛する驚異の天然パーマ”溝下創(G.Cho)の2人からなるラブハンドルズ。99年に結成し、心斎橋や神戸などのライブハウスやストリートで活動。そのまっすぐな歌声で徐々に京阪神を中心にファンを増やしていった。そして2001年秋に上京し、2002年1月、「月がきれい」でついにメジャーデビューを果たす。ストリートで道行く人を引き止めてきた魅力ある歌声とコーラスワーク、そしてブルース魂を感じさせる強く普遍的なメロディは、一度聴いてみる価値大だ。
黒人の母、白人の父を持ち、南アフリカに生まれ、北アイルランドに育ったケン(Vo.&G.)とカール(Dr.&Key.)のパペンファス兄弟、そしてダレン・キャンベル(B.)の3人からなる“レリッシュ”。ロック、ゴスペル、ソウルが自然にミックスされたサウンドは、人種も国籍も超えて聴く人の心に響く。昨年8月には、アイルランドのスター“U2”主催のフェスティバルでオープニングアクトをつとめ、9月にはUKでもアルバムリリース。このアルバムがついに日本でもリリースとなる。リードトラックとなるこの曲、一度は聴いてみるべし。
鹿児島県奄美大島出身の元(ハジメ)ちとせ。小学生の時に島唄を習い始め、中学3 年の時には、県民民謡大会で優勝、高校3年では奄美民謡大賞の民謡大賞を史上最年少で受賞するなど、その歌唱力、表現力は折り紙つきだ。卒業後は美容師を目指した彼女だがアレルギーのため断念し、小さい頃から続けていた歌を歌い続けることを決意。昨年3月にインディーズでデビューして以来、その圧倒的な歌唱力と神秘的な「声」が注目を集めている。そんな彼女が、満を持してメジャーデビューを果たす。聴く人の魂を揺さぶる、彼女の「コトノハ」を感じてみて。
マイアミ育ちのジャイヴ・ジョーンズ。12歳で作曲を始め、サックス、ベース、ドラム、ギターに夢中に。最初に買ったレコードは、マドンナ、メタリカ、ビースティー・ボーイズ、ランDMCの4枚。17歳で真剣に音楽を志した彼は、マイアミのナイトクラブでDJをつとめ、その後成功を夢見て単身ニューヨークへむかう。昼間の仕事をしながら曲を作り続け、さまざまなアーティストに曲を提供。その後、マンディ・ムーア、アナスタシア、ランシドなどのソングライター・プロデューサーとして活躍するまでになった。そんな彼がついにデビューする。「自分を信じろ!」という前向きなメッセージを込めて、自分大好き!な人におくる超ポップな1曲だ。
神奈川県出身の村田亮。中学高校時代、高知の全寮制の学校で剣道部に所属していた彼は、大学に入学後ギターに出会い、路上で弾き語りをはじめた。そこで音楽にのめりこんだ彼はプロになることを決意し、大学を中退。地元神奈川を中心に、東京は新宿・池袋・渋谷と活動を続けた。そして、1本のデモテープをきっかけに、2000年12月に「冬の街」でデビュー。昨年11月には、FM岡山の岡山一番街での公開生放送にゲスト出演し、その伸びやかな歌声を披露。3月27日には待望の1stアルバム「スケッチブック」もリリース予定だ。そんな彼が、“中学高校の想い出”をヒントに作ったニューシングル。彼の思いがいっぱいつまったこの曲は絶対聴くべし。
アメリカのコネチカットで生まれたジョン・メイヤー。13歳の時、スティービー・レイ・ヴォーンのテープを聴いて、一気に音楽の道へ。LA、アトランタで曲作りの腕を磨いた彼は、2000年、サウス・バイ・サウス・ウエストで一躍注目されメジャーデビューを果たした。「いい歌を聴くと、あれは誰が歌っているんだろうと思うよね。そういう作品ばかりを世に出していたら、みんなずっと聴きつづけてくれるはずさ」と語る彼の音楽は、キャッチ-なソングライティングとスティングやデイヴ・マシューズを彷彿とさせるスモーキーなヴォーカル・スタイルが最大の魅力。風を感じながらの春のドライブにぴったり。
‘98年、プレイヤー指向のバンドとしてスタートしたオレンジ・ペコーは、当時のクラブ・ミュージックの影響を受ける中、Voのナガシマトモコとギターの藤本一馬のユニットへと進化。ビートルズやスティービー・ワンダーを出発点にした音楽特性に、打ち込みからボサノヴァまでも自由に吸い込み、独自のグルーヴを生み出した。話題が話題を呼び、ついにメジャーデビューを果たすこのナンバーは、曲全体で刻まれるスウィングのリズムは少し上質のオトナの時間を感じさせてくれる。贅沢な時間を過ごす時のお気に入りの一枚となりそう。
ペンシルバニア州の小さな町でクラシックピアノとバレエに夢中になって育った彼女。17歳のとき音楽の道に進むためNYへ。ローリングストーン紙には、2002年注目すべき10人の新人アーティストの一人として選ばれているほどアメリカでは注目され、デビューをむかえた。デビュー曲となるこの「サウザンド・マイルズ」は、全米でTOP10にランクインするなど、まさに赤丸急上昇中。その高い評価は、彼女のバックグラウンドともいえる、クラッシックで磨き上げたピアノの表現力に裏打ちされている。この「サウザンド・マイルズ」にも実力派シンガーソングライターとしての彼女の魅力がそこかしこに散りばめられている。
hitomiがカヴァーした事で知られる2002年話題の名曲「SAMURAI DRIVE」を創り出したバンド、CUNEが放つメジャーデビューシングル。ヴォーカルのリョウゾウの力強い声に惚れ込んだコウジ(G)に、タイゾウ(Ba)、ミキト(Dr)が合流し、それぞれに「良い音楽」をつくることを胸に、ひたすら大阪を中心にライヴ活動を続けて来たCUNE。2001年にインディーズ盤「星をみてれば」のリリースをきっかけにじわじわと話題となり、彼らを中心とするバンド達がいつしか“心斎橋系”と呼ばれるまでになった。この曲は、切ないメロディーと胸に迫る歌詞が、恋を失った事のある人なら誰しもが味わう「苦い思い」の共感を呼ぶだろう。
ドラムのChuckを中心に、99年ごろからパンク・ポップ・バンドとして活動をスタートさせたsimple plan。フェイバリットはグリーン・デイ、ジミー・イート・ワールド、シュガー ・レイということだけあってアルバムはメロディアス・パンクが全開。
メンバー5人全員が20歳から22歳という彼らだが、「頭の中ではまだ17歳のつもりだね」と語るほど、この「I’m Just A Kid」は爽快で鮮烈なエネルギーに満ちている。昨年に引き続きWarped Tourへの参加も決定している彼ら。チェックしないわけにはいかないでしょう。
大学在学中、研究室で暇つぶしで弾きはじめたギターが音楽の原点という吉田直樹は、スガシカオのラジオ番組へ応募したデモテープがきっかけでプロデビューを果たした。
8枚目となるこのシングルは、ギターのグルーヴ感が吉田直樹の「ひたすらシリアスにロックする」姿とシンクロして、タイトル通り「フルスピード」で掛けぬける。一度傾聴あれ!
ブロンドの髪にメグ・ライアンを彷彿とさせる美貌の持ち主のアヴリル・ラヴィーン(アヴリルとはフランス語で“4月”を意味する)はまだ17歳。カナダのNAPANEEという小さな村で育った彼女は、12歳頃から自己流で体得したギターを弾きながら曲を書き始めた。コンテストにエントリーしたり、デモテープを送る毎日の中でその才能を見出され、NYに移り住む。その後LAに移住した彼女は、クリフ・マグネスやTHE MATRIXと運命的に出会い、デビューアルバム「Let Go」を完成させた。「他の曲では自分を表現できない」と語る彼女、152センチの身体からはじけ出るパワフルなヴォーカルと完成度の高い楽曲はこの夏必聴!!
中学生の時ブルーハーツに憧れ、バンドを結成した埼玉県桶川市出身の5人組、ゴーイング・アンダー・グラウンド。1998年にはじめて都内のライヴハウスに出演。その後着実に支持を集め、インディーズレーベルからのアルバムリリース、the pillows、スピッツ、くるりらと共演を通じて腕を磨き、精力的な活動を展開する中、昨年6月「グラフティー」で遂にメジャーデビューを果たした。メジャーとして4枚目のシングルとなるこの曲は、儚いと思いながらもここまで持ちつづけていた夢に、意を決して区切りをつけようとする二人の瞬間を切り取った切なすぎる歌。
1996年、ロンドン大学の学生だったメンバーのクリス(Vo)、ガイ(B)ジョニー(G)、ウィル(Dr)は学生寮で出会い、すぐにインディーズとして活動を始めた。シングルのリリースを重ね、4年後の2000年に発表したアルバム「パラシューツ」がUKで大ヒットとなり、一躍時の人に。その後本国はもとより、アメリカでグラミー賞ベスト・オルタナティブ・ミュージック・アルバムをはじめ多くの賞に輝いている。そんな彼らが2枚目となるアルバムをリリースする。“突然本当に生きていることを実感する”という意味を持った「A RUSH OF BLOOD TO THE HEAD」(邦題は「静寂の世界」)からのリードトラックとなるこの曲は、味わい深い新世代のロックを堪能させる。
1998年に結成し、今年1月にメジャーデビューを果たしたflex lifeは、東京都出身のヴォーカル青木里枝と岡山県出身の大倉健、千葉県出身の児島素志の三人で構成されているユニット。オーガニックソウルと呼ばれる彼らの創り出すサウンドは、ミニー・リバートンやリンダ・ルイスといった海の向こうのソウルミュージックのエッセンスを感じさせながら同時にひとつひとつの音を研ぎ澄まして創りあげる新しいグルーヴも息づかせている。「蜜蜂」はレゲエのリズムと青木里枝のソウルフルな歌声が、今までにはない新鮮な曲となってさわやかに耳に響く。また、このマキシシングルには松田聖子の名曲をカバーした「SWEET MEMORIES」も収録。こちらもおすすめ!!
1993年、フランス北部ノルマンディー地方のルーアンという街で当時大学生だったヴォーカルのグザヴィエを中心に、気の合う仲間が集まって活動をスタートさせたTahiti80。母国語を重んじるフランスで、結成当初から英語で歌うバンドとして異彩を放っていたが、インディーズでの活動を続けるうちに、レーベル「アトモスフェリック」のA&Rの目に留まり98年にフランス国内でメジャーデビュー。
その後彼らの出世作となるファーストアルバム「パズル」は、本国のフランスはもとより、アメリカ、イギリス、日本でのワールド・ワイド・デビューを果たし、各国で高い評価を得たのはご存知の通り。9月19日に3年ぶりの新作としてリリースされるニューアルバム「Wallpaper for the Soul」に先駆けてのシングル「Soul Deep」は、タイトル通りモータウンサウンドを下敷きにしたライトR&Bが心地よく耳に届く。
シンガーソングライターとして1995年7月にデビューしてた小島麻由美。東京・大阪のライヴハウスを中心にマイペースに活動をしながらも積極的にシングル・アルバムのリリースを重ね、その独特なブルージーな作風が音楽関係者の間で徐々に評判を呼び熱烈なファンを獲得。6月に行なった@SHIBUYA-AXでのワンマンライヴのチケットも、即日SOLD OUTにしてしまうほど勢いを増し、時代が彼女を必要としてきている。自分自身のことを語るシーンが殆どと言っていいほど無かった小島麻由美。そのこと自体が等身大の彼女らしさを逆に醸し出している。自然体でいることの気持ち良さを改めて感じられる彼女の楽曲の中でも、「愛しのキッズ」は往年の名曲を呼び起こさせるロックバラードのメロディーで、夏の終わりのセンチメンタルな気分にもぴったり。
ニューヨーク生まれで、青い瞳にゴールデン・ブロンドのナイスガイ。バックストリートボーイズのNick Carterが遂にソロとして活動を始動させた。その待望のシングルがこの曲「HELP ME」。
「なぜ、今、ソロ・プロジェクトをスタートしたのか?」の質問にニック自身は、「ソロ活動をしようと決めて始めたのではなくて、オフに始めた曲づくりからの自然な流れ」と説明している。それだけに楽曲は、ロックをキーワードにニックならではのPOPサウンドという、グループでは体験できなかったビートサウンドが全開!!バックストリートボーイズで培ったミディアム・バラードのセオリーにギターをのせて、あのさわやかさが耳に、BODYに心地よく響く。秋風のドライヴにぜひ連れてってね。
身長143センチという小さな体からは想像できないほどダイナミックなメロディと、日常の中にある事柄を切り取った詩の世界を自在に操るポップソングライターmichelle。
彼女にとっては2枚目のシングルとなるこの曲は、サウンドプロデュースにaiko、真心ブラザースを手掛ける島田昌典氏を迎えて、早くもmichelleワールドを確立している。
ちょっとだけ!…カワイイ欲張りを言うキュートな女の子の気持ちを、持ち前の大胆なメロディーラインにのせて表現。聞いていると自然と明るく素直な気持ちになれる不思議な曲だ。
ワシントンDC出身の22歳、エイメリー・ロジャース。クラシック・ソウル・ミュージックをこよなく愛する父と、画家、シンガーそしてピアニストでもある母を持つ彼女は、幼少期からアートや音楽が身近にあった。そんなバックグラウンドを持つ彼女の印象を言葉に表すならば、ロマンティック、スウィート、エキゾティック、そして実に見目麗しく、粋で官能的。「本物の音楽を私のアルバムから感じ取って欲しい。このアルバムで、私の人生をのぞくことができるはず」と語っている通り、この曲も彼女をそのまま表現したようなアダルトな作品。アメリカではデビューシングルとしてリリースしたこの曲は、全米で大ヒットをとばし、「ALL I HAVE」は全米アルバムチャート初登場2位、R&Bチャート2位を記録している。
m-floの☆タカハシタクが立ちあげた新レーベル「Tachytelic Records(タキテリック レコーズ)」の第一弾アーティストとして注目を浴びる彼女は“ヴォーカリスト・オーディションby☆タカハシタク”の、約1000通を越える応募者の中から最終合格者として選ばれた。オーディションには自作の曲を持ち込むなどアーティストとしても実力派。はじけるような笑顔が印象的な日之内絵美は、4歳から14歳までは台湾で過ごしたといういわゆる帰国子女で、☆タカハシタク・プロデュースのこの曲でも、独特のリズム感とサウンドにワールドワイドな香りが漂う。
スペイン南部コルドバ出身の三姉妹。長女であるピラールが、妹のローラとルシアに声をかけたところ、アイディアに賛同しグループ結成へ。ラス・ケチャップ(ケチャップ娘)とは、有名なフラメンコ・ギタリストであるお父さんの名前“トマト(Tomate)”にちなんでつけられている。彼女たちは“軽いノリで結成した”と言いながら、この曲の歌詞は彼女たちが書き上げたもので、また、この曲が収められているアルバム「ケチャップ娘がやってきた!」の「アセレヘ」以外の曲は、基本的に3人が書いているなど、そのあたりにはさらりと才能も垣間見せている。「ランバダ」や「恋のマカレナ」に続く“歌って踊れる流行歌”として、本国のスペインはもとより、ヨーロッパや南米、アメリカなど世界各国で既に旋風を巻き起こし、この度日本に上陸した。サビの部分で登場するパラパラを思わせるケチャップ・ダンスを憶えておけば、この冬のパーティで突然のご指名にも困らないかも!?
双子(Twin)と意志(Will)をつないだネーミングのTwillは、MichikoとYokoのデュオ。その名の通り二人は双子の美人姉妹で、福岡出身の17歳。MISIAが在籍していたことでも知られる「ワールド・ミュージック・アカデミー」でヴォーカルレッスンを受けた彼女たちは、身長150センチのキュートなビジュアルとその才能あふれるパフォーマンスが注目を集め、バックストリート・ボーイズ、ブリトニー・スピアーズらを擁するJIVEレーベルから世界で初めての邦楽アーティストとして契約を果たした。マックス・マーティンをはじめ、ダグラス・カーやアンディー・マーヴェル、パク・チニョンといった錚々たるプロデューサーのもと、双子ならではのパーフェクトなハーモニーで、デビューから完璧なサウンドをものにしている。この「Before I Fall」はすべて英語の歌詞で、曲を聴いて洋楽かと思ったという人は多いかもしれない。恋が生まれるときの切なく揺れる心を優しく歌い上げている。