FM岡山の人気DJと名物リポーターの二人が、土曜のお昼にホームパーティーを開きます。
岡山で頑張っている人、おもしろい人やユニークな人…。
とっても素敵なゲストをお招きして、楽しいトークを展開していきます!
2015年1月3日 放送
宗忠神社 宮司 黒住忠親 さん
》》 黒住教の教祖 黒住宗忠を祭神とする「宗忠神社」の宮司 黒住忠親さんが遊びに来てくださいました。
宗忠神社は1885年(明治18年)に、祭神の生誕地である岡山市北区上中野に鎮座。2015年にご鎮座130周年を迎えられます。「大元(おおもと)神社」とも呼ばれ、家内安全、事業繁栄など「開運の神様」として県内外から広く崇敬を集めています。
この日は新年最初の放送ということで、お正月をどのような気持ちで過ごしたらよいのか、年始の神参りの大切さ、初詣の時期、お参りの意味などについて教えていただきました。さらに新年の「どんど祭」「通り抜け参拝」「節分祭」など日本に古くから伝わる行事の意味についても語っていただきました。
「家族の健康とまわりの人たちの幸せ、そして世界の平和が一番の願いごと」と話された宮司。その声は、柔道で長年鍛えてこられたという大きな身体全体から発せられる低音の美声で、スタジオ全体が清められたような心地よさに包まれました。
2015年1月10日 放送
シンガーソングライター marco(マーコ)さん/ギター 小林宏志さん
》》 岡山を拠点にカフェやライブハウス、野外フェスhoshiotoなどのステージで演奏活動を続けているmarcoさんとギターの小林宏志さんが遊びに来てくださり、生演奏でスタジオを盛り上げてくださいました。
marcoさんは、コットンのように柔らかくあたたかな歌声で人気を集め、これまでにオリジナルアルバム『牛窓デート』『メレンゲパーク』をリリース。当番組はmarcoさんのオリジナル楽曲『涙の奇跡』を1月のエンディングテーマにPick upしました。
marcoさんが本格的に音楽を始めたのは高校1年生の時。叔父さんにギターをプレゼントしてもらったことがきっかけだとか。その後、ピアノを習い始めて現在のピアノ弾き語りスタイルに…。
ある時、牛窓のイベントに出演した際、牛窓で「てれやカフェ」を営む小林さんにギター伴奏をお願いしたのが縁でバンド形態やCDリリースなど活動の幅が広がっていきました。つい最近、『虹色バウンド』のPVを撮影したばかりのmarcoさんは「自分自身が納得のいく、
『最高だ』と思える音楽を生み出していきたい」とあふれる思いを静かに熱く語ってくださいました。
小林さんも「活動を通してこの土地特有の音…、岡山サウンドができあがっていけばおもしろいなと思います」と話していました。
2015年1月17日 放送
ボディビルダー 片岡俊和さん
》》「ボディビル歴40年。岡山市の会社員・片岡俊和さんは、これまで数々の大会で優秀な成績をおさめ、2014年11月にはタイ・プーケットで開かれた「アジアビーチゲームズボディビル選手権大会」に日本代表として出場されました。
58歳にして現役、しかも日本を代表するボディビルダーという片岡さんは、まさに中高年の星。その彫刻のような筋肉美にDJフジシュンは大興奮でした。
片岡さんは肉体を創り上げるために、オフシーズンでも食事の質や時間帯に気を付け、トレーニングを欠かさないそうです。試合前には過酷な食事制限にも取り組み、体脂肪率5?6%という極限まで肉体を絞り込むとか。
そんなストイックな生活を40年間も続けてこられたのは「家族や仲間、周囲のみなさんの支えのおかげ」と片岡さん。「ボディビルを続けてきたことで感謝を深めることができ、人生観も変わってきました。身体を鍛えるだけでなく、ボディビルを通じて自分の心を強くしたい、やさしい心の持ち主になりたいと思うようになりました。
これからも一生懸命に心を鍛え、すばらしい人間に成長していきたい。それが今後の目標」と熱く語ってくださいました。
2015年1月24日 放送
工房和傘屋 小林旅人さん
》》 倉敷市東町の工房で、竹の骨に手作業で和紙や布を貼るという伝統的な和傘を作って販売している小林旅人さんが遊びに来てくださいました。
小林さんが和傘に出会った土地は、和傘の五大産地のひとつ・鳥取県米子市淀江町でした。淀江の和傘職人に「伝統工芸の淀江傘は、明治14年(1871年)に津山の西金蔵を指導者として招いたのを機に隆盛した」と教えられた小林さん。
実は小林さん自身も津山出身なので「そんな歴史に名を残す同郷人の名前を知らなかったことを恥ずかしいと思った」のだとか。そのことを教えてくれた職人の他界を機に小林さんは和傘の道に入りました。
江戸時代の文献を集めて伝統を守りつつ、独学で和傘の技術を修得。徳島和傘をはじめ、全国の和傘職人を訪ね歩いて貴重な技術も学んでいます。倉敷に工房を構えたのは2014年のこと。
和傘製造販売、オーダーメイド製作のほかに、和傘をレンタルしたり、「倉敷春宵あかり」などのイベント時に和傘を展示したり、ワークショップを開いたりしています。「いま何もしなければ和傘の技術が途絶えてしまう」と小林さん。
「自分が最後の職人にならないために和傘の文化を伝えていかなければならない、そのためには職業として成り立つようにしたいです。大勢の人に和傘の魅力を知ってもらい、使いたいと思っていただきたい。伝統を伝え、次につないでいきたい、それが目標です」。小林さんの挑戦はこれからも続きます。
2015年1月31日 放送
菊池酒造 社長杜氏 菊池東(きくち とう)さん
》》 江戸時代に発祥した備中杜氏の伝統をいまに受け継ぐ菊池酒造の5代目社長であり杜氏も務める菊池東さんが、いま評判のお酒を手に遊びにきてくださいました。
倉敷市玉島で130年以上の歴史を誇る菊池酒造。ひと昔前まで日本酒づくりは杜氏という職人集団に支えられていました。ところが備中杜氏の高齢化が進み、さらに12年くらい前に日本酒の消費量が激減し、状況が一変。
「こだわったお酒を造らないと生き残れない」と感じた菊池社長。「岡山県は日本有数の酒米産地であり、高梁川の水もいい。何とかいいお酒を造りたい」と備中杜氏の技術を受け継ぐ覚悟をされました。菊池社長は大学時代、醗酵の研究をしていたこともあり酒造りの腕を上げていきました。
さらに、酒蔵では仕込み中ずっとモーツァルトの音楽を流すことにしたのだとか。「自分自身が音楽に親しんでいるので酵母も聴いてくれるかなと思って…(笑)」と菊池社長。実は菊池社長は、倉敷市のアマチュアオーケストラ「倉敷管弦楽団」の創設者であり、40年間指揮者を務めていらっしゃるのです。
すると、この試みに興味を持った金光学園の生徒さんが「モーツァルトと酵母の関係」を実験してくれたそうです。その結果、モーツァルトを聴かせた酵母の方は増殖率が高く、死滅率がとても少ないという調査データが示されました。いまや菊池酒造のお酒は「燦然 大吟醸」が全国新酒鑑評会で3年連続金賞を受賞。
また、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」でも金賞に輝いています。さらに木村式の自然栽培で育てた雄町米(おまちまい)を使った「木村式 奇蹟のお酒」が話題を呼んでいます。みなさんも地元のおいしい日本酒でリッチな気分を味わってみませんか。